【講評】
数学が得意な人にとって手が止まるのは第4問の論証の部分くらいであろう。医学部受験生は最低8割が目標であろう。非医学部受験生はとりあえず全問題に目を通し,6割は確保しておきたいセットであった。今年の問題で注意すべき問題は第1問。一次分数変換の典型的な問題であるが,苦手とする人が多く,計算も煩雑であるので時間を浪費することになりかねない。もし解けそうになければ割り切って他の問題に注力できたかで大きく点数差がついたであろう。解きやすい問題が多いので,得意な問題から解答することが重要である。
- 大阪大学 2022年度前期 理系第1問(複素数平面:B)
- 大阪大学 2022年度前期 理系第2問(三角関数,整数,整式:B)
- 大阪大学 2022年度前期 理系第3問(通過領域:B)
- 大阪大学 2022年度前期 理系第4問(微分法,数列,極限:C)
- 大阪大学 2022年度前期 理系第5問(微分法,積分法:B)